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スパナケースを修理しました

2016.10.29
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以前オーダーで製作をしたスパナケース、日々現場にてご使用頂いた末、入り口の糸・革が切れてしまい修理に戻って参りました。

戻ってきてびっくり!!

ナチュラルカラーの革色が、見事なブラウンカラーに変化していました!
使用期間約半年。普通のお財布だったらここまで変色するのに二年以上はかかるのではないでしょうか・・
現場の過酷さが伺えます!

前カバーは革が切れてしまっていたのでパーツを新しいものに交換。
クリーニングしてメンテナンスしたものがこちら。

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つやつや!
この飴色の輝き!!

クリーニング、クリーム、磨きを施したところでぐんぐんと光沢が出てまいりました。
磨きながら、「すごい!!これが経年変化!!」と興奮して一人でぶつぶつしゃべっていました。笑
グローブってこんな感じなのかな・・と想像したり。

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前ポケット部分は、雰囲気を揃えるためにクリームで磨き、わざと光沢を出しました。
(新調した部分と本体の飴色部分、同じ革です)

私が革をはじめてから使用しているものでマックス4年ほどのお財布がありますが、それでもこの経年変化のかっこよさには敵いません。
自分が手を施したものでこのような飴色変化にこんなに早くに出会うことができ、感謝の限りです。

改めて、タンニン革製品のかっこよさや風合いは、完成した瞬間にはわからないものだなと実感しました。
丸みを帯びたり、糸が切れたり、変形の末に辿り着く形を想像しなければなりません。
先をみてつくる難しさ。
奥が深い、おもしろい。